【書評】お金が増える米国株 超楽ちん投資術 たぱぞう

book

こんにちは。かいとです。

投資ブームとなっております。
投資を始めたい!という方多いのではないでしょうか。
でも何に投資すればいいかわからない。そんな方におススメの一冊です。

お金が増える 米国株超楽ちん投資術 [ たぱぞう ]
本書の結論は「米国株の長期投資」なら誰でも安心して
資産が増やせるということです。

著者のたぱぞうさんはむちゃくちゃ投資で勝っていますが、運がよかっただけと明言されており
今では同じ方法は絶対にしないとおっしゃっています。

過去にやってこられたこととして「個別株式に全額投資等」は確かに多くの資産を築くことになったようですが
再現性には乏しくおすすめできるものではないようです。

非常にハードでストレスがたまる投資法であります。

そうではなくストレスが低く、手間のかからない楽ちんな投資を紹介してくれるのがこの本です

たぱぞうさんは米国株をオススメしています。

米国株に投資する理由

①米国企業は日本企業と比べて収益性が良い
②数字を意識した経営をしている
③人口が増加している消費成長国であること
④投資に見合った法整備がなされていること
つまり株主(投資家)が利益を得られるように努力しています。  

この10年間においては米国では歴史的な好景気で年率10%程度のリターン(2009年~2019年)
でしたが、世界的な運用会社では今後は年率4~5%程度になると予想しています。

5,000万円はだれでもつくれる

個別株かインデックス投資かで迷うかもしれません。

投資に時間をかけることができ楽しめる方は個別株でもいいかもしれませんが、
投資を始めたところというインデックス投資をしましょう。

インデックス投資なら冒険はしなくとも5,000万円は
継続と時間を味方につければ難しくはありません。

月10万円を20年間積み立てると

1億円  →年率12.1%
5,000万円→年率6.7%

1億円となると投資信託やETFでは現実的に難しく
個別銘柄への投資が必要となります。

ちなみに月10万円・25年間積み立てると

1億円  →年率8.35%
5,000万円→年率3.82%

これなら5,000万円もぐっと具体的に達成できる感覚が
もてるのではないでしょうか。

では、2,000万円を目指すとするならば
積立期間20年、月々約55,000円を積み立てれば実現できます。
積立期間10年でも毎月13万6,000円でも達成は可能です。

という感じで「いくらを目標にするのか」を考えれば
期間と積立額を算定することが可能です。

いくら貯めるのかを考えよう

ざっくり下記を参考にしてください。年利4.5%の場合です。

毎月積立額3万 期間10年 金額454万
毎月積立額5万 期間10年 金額756万
毎月積立額15万 期間10年 金額2,268万

毎月積立額3万 期間20年 金額1,164万
毎月積立額5万 期間20年 金額1,941万
毎月積立額15万 期間20年 金額5,822万

毎月積立額3万 期間30年 金額2,278万
毎月積立額5万 期間30年 金額3,797万
毎月積立額15万 期間30年 金額1億1,391万

当たり前ですが、積立金額が多いほど
そして期間が長いほど資産は伸びていくことがわかると思います。

仕事をしながら個別銘柄に投資するのは大変です。
ETFや投資信託で手のかからない投資をコツコツ積み上げましょう。
米国株であれば十分のリターンが期待できます。

オススメ商品

米国銘柄に積立でインデックス投資するのはわかった、
では具体的に何に投資すればいいのか

それをご紹介していきます。
あくまで参考で最後は自己判断なのは念頭においてください。
とはいいつつも
ここに紹介されている銘柄で大きな間違いはないと思うので
とにかく少額スタートして自分で感覚をつかんでいきましょう。

①VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)(海外ETF)
米国市場の大型株から小型株まで、米国市場に上場する株式の99.5%にあたる
約4,000銘柄で構成。
いわば米国市場全体を丸ごと反映する指数です。

上位に入っているのはみなさまご存じの企業
アップル・グーグル・Amazon等が名を連ねます。

これはETFですが、同様の内容で投資信託である
●楽天・全米株式インデックスファンド(投資信託)があります。

経費率は海外ETFのVTIよりも高いですが、十分に安い商品であり
お手軽さでいえばオススメできると思います。

②S&P500銘柄
S&P500銘柄とは米国を代表する500社の指数です。
基本的にVTIと入っている銘柄は類似していますが、大型株しかはいっていないのが特徴です。

【投資信託】
●e Maxis Slim 米国株式(S&P500 )
●SBI バンガードS&P500

【国内ETF】
●SPDR S&P500ETF <銘柄コード:1557>
●iシェアーズ S&P500 米国株ETF <銘柄コード:1655>

【海外ETF】
●iシェアーズ・コア S&P500ETF <ティッカー:IVV>
●バンガード・S&P500 ETF <ティッカー:VOO>

③高配当銘柄
【海外ETF】
●バンガード・米国配当株式ETF<ティッカー:VYM>
●iシェアーズ・コア米国高配当株ETF<ティッカー:HDV>
●SPDRポートフォリオS&P500 高配当株式ETF<ティッカー:SPYD>

他にもハイテク関係、ヘルスケア関係等も紹介されていますがまずは上記を検討してからでも遅くないはずです。

注目個別銘柄

ここまで、インデックス投資の投資信託やETF(国内・海外)を紹介してきましたがそれでもやっぱり個別株にも手をだしたい
という方におススメの個別株をご紹介します。

●ロッキード・マーチン(LMT)
戦闘機F35 の製造など、国防では圧倒的なシェアを誇ります。

●ゾエティス(ZTS)
ファイザーの動物分野がスピンオフした会社であり、家畜やペット
の薬品で圧倒的な存在感あります。

●シーエムイー・グループ(CME)
シカゴの取引所で金利、株式指数等を含む商品を提供する。

●ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズ(BR)
金融系のITソリューション企業

●エムエスシーアイ(MSCI)
指数算出会社

●S&Pグローバル(SPGI)
指数算出会社。S&Pやダウ平均の算出をしています。

●アドビ(ADBE)
PDFを生み出したIT企業。

●マイクロソフト(MSFT)

●アマゾン・ドットコム(AMZN)

●ムーディーズ(MCO)
指数算出会社

●ビザ(V)
ビザカードでおなじみ。

●マスターカード(MA)
マスターカードでおなじみ。

●オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)
会計分野のクラウド化の提供会社。

●フェア・アイザック(FICO)
クレジットスコアを作っている企業。

●ブラックロック
世界最大の運用会社。

あくまでご参考程度にしてください。
間違っても全額一点集中投資はやめてください。

基本的には個別銘柄も買ってからじっくりと待つ長期保有を前提にしてください。

まとめ

とにかく一番楽な方法で確実に資産を積み上げるなら

「米国米柄・積立・長期・インデックスファンド・投資信託」が王道といえそうです。

その次のステージはとにかく投資をやり始めてからで遅くはないでしょう。

その他にも、NISA、IDECO等についても詳しく書かれているので

ぜひ本書を手に取って投資の勉強を始めましょう。

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