【書評】ジェイソン流 お金の増やし方 お金持ちに私はなる!!

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皆さんお金を増やしたいですよね。
初心者の方でも非常に参考になる『ジェイソン流 お金の増やし方 [ 厚切りジェイソン ]』をご紹介します。

お金を増やすことは決して難しいことではありません。
必死に勉強しなくてもいい、市場や景気に惑わされなくてもいいです。
もちろん投資に「絶対」はないけれど、
それでも比較的リスクも少なく、ただ持っていればお金が貯まり
経済的な自立へと一歩近づくことができます。
そんな厚切りジェイソンさん流の投資法のすべてをご紹介します。

最初の一歩は支出を減らす

本当に欲しいものを買いましょう。

「それは本当に自分の欲しいもの?」と自分に問いかけてからものを買うようにしましょう。

「絶対に欲しいわけではないけれど、自分の収入に合った、今の自分にマッチするものが欲しいからなんとなく買っている」
という結局いらないものを買っている状況をやめましょう。

この質問をするだけで無駄な支出をカットできます。

支出を減らすことは誰もが平等にできます。
まず少しでもいいので結果を積み重ねていけば支出のカットの感覚も研ぎ澄まされていきます。

具体的なジェイソンさんの節約術を見ていきましょう。

ジェイソン流・本気の節約術

①自動販売機、コンビニで飲料は買わない
②コンビニに行かない
③交通手段はまず歩く
④より安いスーパーで大量買い&割引買い
⑤スペックが大して変わらないなら安い代替品で対応
⑥洋服は基本買わない、お下がり
⑦飲み会には基本行かない
⑧ジムは公共施設を活用
⑨サブスクリプションサービスは見直す
⑩ポイント倍増にだまされない
⑪欲しいものは少し待ち、安いものを買う
⑫家族がお金に対して同じ価値観を持つ

かいとが実際によく試しているのは①②④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫となかなかできているなと自画自賛しておりました。
順番に実際に体験した感想をお伝えできればと思います。

①自動販売機、コンビニで飲料は買わない
②コンビにには行かない
これは本当にいまでは買わなくなりました。スーパーにいけば500mlのペットボトルが自動販売機やコンビニより50円以上安く買えることも多いです。私はペットボトルに自宅から水をもっていっているので1本1円もしないです。
コンビニにもほぼいくことはありません。最近ではインフレの流れもあり、昔コンビニ行っていたときは100円で変えたものが、
130円とか150円とかになっていますよね。これを想像すると購買意欲抑えられます。どうしても買わないと行けない時は別ですが
ついで買いはかなり減ります。また同じ商品がスーパーに行けば50円くらい違うことがよく起こるのでスーパーしかいきません。

④より安いスーパーで大量買い&割引買い
スーパーを推しておりますが、スーパーにも拘りがあります。私の地域には車で5分圏内にはスーパーが6個あります。
一度でいいのですべてのスーパーを見て回ることをおススメします。
特によく買うものの値段はできれば覚えておきたいところです。
そうすると同じ商品なのに価格が違うことが頻繁に起きます。結構びっくりします。

価格と利便性を考え、その中でメインのスーパーを決めます。
基本的に食費が安いところですね。ただし、この商品はここが安いというところが必ずあります。

私の場合スーパーではバナナ、納豆、キムチ、ヨーグルトはほぼマストで買います。
ここの価格にはかなり敏感で少しでも値上げがあれば瞬時にわかります。
そのため、メインのスーパーとサブのスーパーを使い分けながら最適な購入に努めています。

とはいえ、バナナひとつのために別のスーパーにいくというのは時間的コストがあわないのでやめましょう。
日々、自分が買い物に関わるからこそ最適な買い物が見えてきます。
そこは自分との費用対効果のバランスを見極めて購入していきましょう。

とにかくお近くにスーパーが複数ある場合は必ず一度はよく買うものの比較はしましょう。
感覚にはなりますが、毎月の食費1,000円~3,000円程度は削減可能という実感です。

⑤スペックが大して変わらないなら安い代替品で対応
これはもともとそういう性格で少しでも安いものを買ってます。
基本的にはそれで問題ないのですが、欠点としてたまに良くない商品にあたることもあります。
ただネットで買うことが多いので本当にダメなものは、返品や交換が可能です。
総合的に見れば許容でき満足できるものが多いので基本的には安い代替品を購入で問題はないはずです。

⑥洋服は基本買わない、お下がり
洋服も本当に買いません。平日はスーツなので私服をきることは土日のみ。
10年以上前にかったお気に入りのTシャツをまだ着ているので自分でもビックリしましたが。
最近では服がダサすぎると奥さんに言われ、少し年齢相応のものを買いましたが。
前述どおりこの10年くらいまともに服を買っていないので学生時代の服装になっており
さすがに若すぎる格好をしていると少し辛いという感覚でした。

ただ10年ぶりくらいに少しいい服を買ったので気持ちはあがりました。
若いときの気持ちを思い出し、自分に自信を持てる感覚が沸き起こりました。
だからプラスの面もあるということは理解しているつもりです。

ただ私の場合、年間に私服を着る回数は2日/週×4回/月×12ヶ月=96回/年です。
ここにそんなに多くのコストはかけたくないというのが本音。

数は増やさずに最低限のお気に入りの服をもっていればいいでしょう。
最低限に絞り、買わないを基本にしましょう。

⑦飲み会には基本行かない
最近はコロナもあったので5年前に比べればかなり減りました。
コミュニケーションのために2ヶ月に1回くらいは行ってますね。職場関係では基本は行かないです。

これも自炊をある程度してから気づきましたが、外食とか飲み会ってただご飯やお酒を飲むだけなら高すぎますね。
あと自炊になれてくると外食の味の濃さが際立ってくるようになります。
それだけ塩分とかが多く使われているということだと認識しています。
また美味しい味付けには相応の調味料が使われていることも少なくありません。

お金もそうですが健康面においても外食は極力ひかえております。

⑧ジムは公共施設を活用
ジムには行きたい。でも自宅で我慢してます。
ジムは安くても5,000円/月くらいはしますよね。最近ではもう少し安いジムもあるようですが。
5,000円×12=60,000円を節約してます。

筋トレは自宅でもできることはかなりありますし、外をウォーキングしているのが気持ちがよくおすすめです。
あと職場の階段を毎日使っています。

道と階段はみんな使えるのでまずはそこから。無料で健康な体を身につけましょう。

⑨サブスクリプションサービスは見直す
サブスク見直しました。今入っているのは、Amazon Prime、マネーフォワード、flier、Post Primeくらいですね。
年間で6万円くらいはかかっていますね。

現状、見直しましたがこれ以上は削減難しそうです。Post Preimeを削れば2万円程度にはおさまりますが、
投資の勉強としてここは自己投資と考えて許容してます。

同じタイプのサブスクは使わないように意識してます。
例えばAmazon Preimeを契約しているので、ネットフリックスは契約してません。Amazon Videoで無料で十分に見られるものが
あるからです。正直ネットフリックスでみたいものもありますが、そこは我慢してます。

⑩ポイント倍増にだまされない
私は過去から楽天商圏ユーザーなので楽天でのポイントはつきやすい。
そのためついで買いをしてしまう傾向にありましたが、どこかのタイミングでポイント倍増よりも
直接値引きの方が圧倒的に良いということに気づきました。

ポイントって期間限定等ありまた買い物にきてしまうという連鎖がおこります。
それならその購入時に割引してくれるほうがいいです。

ポイントはついつい貯めるのが楽しくなりますが、絶対についたポイントは即で使いましょう。
ポイントにだまされず、本当に必要なものを購入しましょう。

基本的にはAmazonが安いことが多いです。そのため、Amazonと楽天は必ず比較します。
そしてAmazonが安ければAmazonで購入。価格が同じときもよくあります。
その場合は、楽天の方がポイントがつきやすいので楽天で買います。

同じ買い物でも少しでも安いもの。ポイントが貯まるものを選択します。

ただ、まずは安いものです。ポイントを優先にしてはいけません。
まず安さ、そして比較して同等ならポイントの高いもの。
これで年間数万の節約にはなるはずです。

⑪欲しいものは少し待ち、安いものを買う
今はそれほどすぐに欲しいとおもうものは少なくなりました。
欲しいなと思っても、待つ癖ができたので、待っているうちに欲しくなくなることも多いです。
ということは別になくても支障がなかったということですね。

それでも何度も欲しいと思うときは安いものを買います。
ここでも自分と相談した後なので納得して購入できます。

⑫家族がお金に対して同じ価値観を持つ
家族の価値観となると自分自身ではどうしようもないので協力が必要ですね。
ただ、私の場合はかなり節約の背中をみせているので、奥さんも自然と節約を意識するようになりました。
最初はまったく強制はしていないですが、徐々に変わっていきましたね。

お金の価値観を一緒にしたい方におすすめなのは、
将来お金がこんなにいるということを具体的に数字で示してあげるといいと思います。

私の家庭の場合は3人子供がいるので生活費、習い事、高校、大学と費用はバカになりません。
これを可視化することで危機意識を共有できました。
本当に頑張らないと痛い目に見るのはすぐにわかったので意識を変えました。

そうするとたまの贅沢がなによりの至福に感じるようになり幸福度も増したように感じます。
家族で同じ価値観を共有することはかなり大切です。

これは小学6年生の子供たちにもあえて伝えています。
特に習い事は高いので、やるからには全力でやってもらうことを共有。
やる気がないならすぐに言ってほしいと伝えています。
やる気がないのにダラダラと続けられるのはお互いデメリットしかありません。
生活ではお菓子の食べすぎや、電気、エアコンのつけっぱなしは少しは減りました。

お金の増やし方

前章では支出を抑える話をしてきました。ここからは支出を抑えて余ったお金をどうするかです。
それは「投資」をしましょうというのが答えになります。

ただ投資といっても何をすればいいのという方も多いと思います。
でも問題ありません。しっかっりと答えはでております。

投資法は非常にシンプル。
インデックスファンドに長期・分散・積立するだけです。

かなり大切なのでもう一度言います。

インデックスファンドに長期・分散・積立

本当に初心者だったかいとでもこの方法で資産を貯めていくことに成功しました。
もちろん波はありますが、今のところ徐々に増加している方向には向かっています。

投資をする金額についてですが、
自分が生活する金額の3ヵ月分を現金で保有しておきましょう。
それ以外はすべて投資に回していきます。

しかしあくまで分散を忘れてはいけません。一度に全額投資はせずに
毎月積み立てていくことがリスク軽減につながります。

毎月積立については各証券会社で自動的に積み立て機能がついていることが多いです。
自動設定なのでわざわざ自分で購入する手間はかかりません。
一度設定してしまえば、あとは自動的に毎月特定した日にちに購入してくれます。

投資先は米国株がおすすめ

インデックスファンドに長期・分散・積立はわかったけれど、では一体何を購入すればいいのか。
初心者の方が取り組みやすく、ジェイソンさんが投資しているものとほぼ同じ銘柄は
「楽天・全米株式インデックスファンド(通称:楽天VTI)」です。

この楽天VTIの中身はアメリカの約3,800以上の企業に広く分散投資しています。
特にだれもが聞いたことのあるような、アップル、マイクロソフト、Google(アルファベット)が組入されている比率が高いです。
つまり楽天VTIに投資をすれば、アメリカ市場のほぼ全体に分散投資をしているのと同じということです。

ただ、ジェイソンさんは数年前までS&Pに連動するインデックスファンドを購入していました。
これはアメリカの超優良企業トップ500社に投資するようなものと考えることができます。

そんなS&P500からVTIに変更したのはVTIがカバーしている銘柄には中小企業も含まれているからです。
中小企業のいいところは将来的にものすごく成長するチャンスがあるということです。

組入れ企業が約4,000と多いので「分散」になり「成長性がある」という理由から「VTI」に変更されました。

では本当に「米国株」しか組入れされていない商品でいいのかと不安になられる方もおられるとおもいます。
それでも米国株をおすすめする理由は以下のとおりです。

・企業の成長を後押しする税制度、
・CEOたちの報酬制度が高いこと(株主へも還元)、
・何度も起きた暴落からの復活に加えて、GDPがずっと右肩上がりでありアメリカ市場の成長・将来性を感じる要因が多い。

2010年代から現在2020年代にかけて米国の成長は著しかったといえます。
そのため、今後の10年については米国がそこまで同等のレベルで成長しないのではという意見もあります。
但し、超長期で見ればそれでも米国は成長し続ける可能性は高いと、かいとも考えています。
そのため、個人的には米国をベースに積立、新興国や日本にも投資を少しずつわけております。

投資を始めたらやめない、売らない

一番資産を増やすには「とにかく売らないこと」です。
インデックスファンドは金の卵を産むガチョウと同じです。

長期間保有していれば、お金をコツコツと生み出してくれて、最終的に私たちを裕福にしてくれます。
しかし売却してしまうとガチョウはいなくなってしまいます。
そうすると金の卵はもう手にはいらなくなってしまいます。

暴落時には非常に不安になると思います。
かいともそのパターンで何度も焦り売却してしまったことがあります。m(__)m
暴落時には、同じ投資額でも今まで以上に多く購入できるので心を落ち着かせる材料になります。
あわてずに、やめずに淡々と積立を続けましょう。

ただ、まったく売らないとなるといつ売るのかがわからなくなるでしょう。
それは、お金が必要になってときが答えになると思います。
生活している中で大きなお金が必要になったときなどに必要な金額を取り崩しましょう。
お金が必要なときに必要な金額売るです。
必要なければずっと積み立て続けましょう。

分配金は「再投資型」を選択しましょう。
また利益がでても手元に残るのは約80%です。
税金が約20%強とられることは念頭においておきましょう。

まとめ

非常にシンプルな方法なので、まず投資を始めてみたいとうかたには非常に参考になります。
まずは支出を減らすことはすぐに実践でき今後の人生に多大な富をもたらしてくれると思います。

支出を減らしたあとは「投資」ですね。

本書の良い点は、答えを明確にだしてくれていることです。
とにかく始めたい人は「楽天VTI」へ投資してみるのが第一歩です。
信じてとにかくやってみれば安定した資産が築けるはずです。

そして自分で少しずつ知識をつけた時には次の選択肢も視野にいれて投資していけばいいと思います。
とにかく行動あるのみです。

一日でも早く投資をしましょう。「長期・分散・積立」でお金持ちになれます。

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