【書評】『まんがでわかる妻のトリセツ』妻を心地よくさせるのは夫の使命

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こんにちは。かいとです。

書評者も結婚生活は8年目に突入しました。
奥さんは小学校からの同級生であり、付き合いは25年以上になりますが男女の違いには
やはり驚かされることばかりですね。

皆さんは夫婦関係は上手くいっていますか。
正直、書評者は何度も心が折れそうになったことがあります。
どうして?ということが多いと感じる男性のかたへ。
夫婦関係を上手くいかせる最強のバイブルに出会いました。

まず、女性と男性には大きな違いがあるということを理解しましょう。それは脳です。
女性脳は男性脳とは全く違うということを理解できれば普段の生活も少し楽に過ごせるかもしてません。

まんがでわかる 妻のトリセツ
で女性脳について勉強しましょう。

まずはご自身のチェックからしてみましょう。

☆あなたの夫度チェック
・妻の細かい小言に心が削られる
・スマホばっかり見ていて、私の話をきかないと怒られたことがある
・靴下を丸めたまま洗濯機に入れたらなぜダメかわからない
・なぜ何年も前のことを、ずっと持ち出して怒られるのかわからない
・つい「おかずこれだけ?」と聞いてしまう
・自分もちゃんと家事をやっていると思う、なぜならゴミ出しは自分の担当だからだ
・ついついソファで寝落ちして怒られがち
・妻に「今日はなにしてたの?」と聞くのがなぜ悪いかわからない
・しばしば妻に「いったよね?」と怒られる
・家ではボーっとして、できれば何も考えたくない
・なぜ共感が大事なのかわからない
・妻に「あなたは気が利かない」と怒られる
・妻に買い物を頼まれると、とりあえず高いものを買ってくる
・一緒に買い物に出かけると妻のより無知にイラっとする
・自分の母親と妻が対決した時は自分は中立でいたい
・妻は理不尽だと思う

プロ夫:該当項目ゼロ
非常に高い女性脳の理解度です。姉妹に囲まれて育った親類が女性ばかりだったという人に出現する
パターンです。

良夫:1~5点
男性の平均的女性脳理解度です。基礎レベルの素養はあるので、
直感ではなく脳科学に基づいた理解を深めましょう。

ダメ夫:6~10点
かなりの危険水準です。無理解のために、悪意なく彼女、妻の心を傷つけてしまうことも。
女性脳への理解を深めましょう。

ダメダメ夫:11点以上
危険がすぐそばにあります。優秀な男性脳の持ち主。
できる限り早く女性脳への認識をアップデートしましょう。

漫画を読み進めていくと本当にあるあるがあることを感じさせられます。
今までの漫画シリーズの中でもかなり読みやすいと思います。

重要なことは繰り返しになりますが、
男性と女性は全く違う生き物であるということです。

これを男性は強く意識しておかなければいけません。

脳科学の知識を身につけて「女性脳」の理解に努めましょう!!

女性脳は基本「察してほしい」

極端に言うと基本的に女性脳は「察してちゃん脳」なのです。
ところが男性脳にはこのスキルが装備されておらず、
ここに男女の「残念な行き違い」が生まれる原因があります。

男にとって「言ってくれればやったのに・・」というのは正直な気持ちです。
ですが女性脳にとっては

「いったらやる」とは「察する気持ちがない」
ということは「あなたのことは大切ではない」と伝わってしまします。

正解は「ごめん。気づかなくて」です。
決して「言ってくれればやったのに」はやめましょう。

妻はなぜ昔のことを責めるのか問題

まず男性が理解しなければいけないことは
「男にとっては過去でも女にとっては”今”である」ということです。

脳科学的にいえば女性脳は過去の出来事に「感情」のインデックスをつけて記憶します。

「ポジティブトリガー」
「ネガティブトリガー」として良くも悪くもずっと記憶に刻み込まれてしまいます。

そのため男性脳には過去のことでも女性脳には違うある意味ずっと「今」なんです。

また特に妊娠時期等にやらかしたことは一生言われ続ける可能性があります
のでくれぐれも気を付けましょう。

〇赤ちゃんがいる妻に、男性脳がいってしまいがちな地雷セリフあるある
♦つわり時
「母さんが、つわりはびょうきじゃないっていってたけど」
「気分の問題だよ」
「ごはんはつくらなくていいよ。食べてくるから」

♦出産直後
「楽なお産でよかったね!」
「すごい顔してたよ(笑)」

♦授乳期
「今日なにしてたの?」
「俺のごはんは?」

♦家事、育児のグチを言われたとき
「じゃあ俺が家事やるから、おまえが働いてお金稼いできて」
「一日中、家にいるんだからいいじゃん」

共感スキルを装備すれば仕事にも役立つ

女性脳が求めているものとは「共感」です。

男性は女性の会話を聞いて「なんでそんなにオチの無い話を永遠にするの」とか
「過程をすべて話してくれなくていいよ」と思ったりします。

これも女性脳にとっては大切な「知のプレゼン大会」なのです。

そこは「わかるわかる。」と共感してあげましょう。
すべての話は「肯定」から入りましょう。

逆に共感されないとテンションが下がり免疫力まで落ちてしまいます。
自分の存在が否定されたと感じることもあります。

また男は自分の身に起こったことを話してくれません。
男がささやかな話をプレゼントしてくれないと女はそれを物足りないと感じてしまいます。
「共有」もしてほしいのです。

「共感」と「共有」
これを意識しておきましょう。

妻と楽しく買い物する方法/ポジティブな感情を与えよう

買い物の時に「これどう?」と聞かれことはよくありますよね。

うかつなことをいうと気が短いとまた不機嫌にさせてしまう
可能性があります。

「これどう?」と聞かれて、答えたのに全然意見を聞く気がない。むしろ逆を買われる。
これは、一見無駄に思えますが、これにも過程があり夫のアドバイスは役に立っています。

もともと女性は購入したいものは既に決まっています。
それを夫に聞くことで、夫は無難な意見を言うことが多いので
それでも自分の気持ちが変わらないということを確認しているのです。

プロセスを楽しみたい女性脳と結果重視の男性脳
一緒に買い物に行けば、ストレスがたまるのも当然です。
男性脳と女性脳では買い物の方法も違います。

女性は寄り道をするものだと知りましょう。
一方、男性脳はあれこれ比較してから買いたい。

ではどうするのか。「時間差」を作りましょう。
夫は先に目的の売り場に行き、商品を比較検討し候補をピックアップ。
そこに寄り道をしてきた直観力が活性化した妻が選ぶ。
夫は得意の細かいデーターでフォローしましょう。

そしてここでは「ポジティブな思い出のつくりかた」を知りましょう。

女性脳は過去の嫌な体験を何度も蒸し返します。
しかし逆にいうと幸福な思い出も何度でも再体験します。

だから普段から幸せな記憶を思い出すきっかけ
「ポジティブトリガー」をつくっておくことが大切です。

なぜそこまでしなくてはいけないのか・・。

女性にとって「自分がちやほやされることが絶対正義」なのです。

自分を大切にして、自分の家族も大切に思うのが女性脳です。
しかし、自分よりも世界や宇宙のことを気にするのが男性脳です。

一本のメールでOKです。意識的に送りましょう。
「今日は暑かった。カレーが食べたい」
「仕事疲れた。今日は早めに帰れるようにするね」
こんな感じで十分です。

そして一番重要な日。
それはもちろん「結婚記念日」ですね。

気を付けることは、「サプライズ」は辞めましょう。
えっ?っと思った方もおられるかもしれません。
サプライズで驚かせるのは勝手な独りよがりになりかねません。

女性脳は何かを楽しみに待つことが大好きです。
楽しみには予告が大事です。

イベントを控えた女性は服を買ったり、エステ、ネイルに行ったり
美容院を予約したりしてその時間をじっくり楽しみます。

サプライズは女性からこうした楽しみを奪ってしまうのです。

また予告なしにオシャレなお店に連れていかれた時に
「それならもっとオシャレして来たのに・・・」と
特大のネガティブトリガーを焼き付けかねないのです。

これは普段の日常の中でも使えます。
・「今月は家族で遊園地に行こう」
・「週末はワインでもあけようか」
・「明日、近くのあの店に行こう」

夫のプロを目指すには

今は大丈夫でもいつかは妻の不満がつもりつもって限界を超えるかもしれません。
同居期間20年以上の離婚が増えています。

🚺女性からみた離婚理由
・夫が家にいることがストレス
・性格の不一致
・会話がない
・価値観の違い
・義理親の介護問題
・家事に関する不満

家に帰って、妻にガミガミ言われると「あぁー。嫌だ」となるのが男性脳。
しかし、口うるさいのはまだ一緒に暮らす気があるからです。

夫にしてみれば「ちゃんと働いて、責任を果たしている」と思っていても
小さなすれ違いから、いつかは限界を迎えてしまうことも。

うっかりほめ言葉には気を付けてください。
女性は「唯一無二」であることが好きです。
誰かと比べるのはダメです。
「お前が一番だ」と言われるのが好きなのです。

■名もなき家事を理解する

妻は夫が名もなき家事に気が付いて、ねぎらってくれるだけで、かなり気が晴れるもの。
さらに、その中のどれかひとつを自分でやろうとする夫の気持ちがさらに嬉しいのです。

🚹夫にもできそうな「名もなき家事」タスク
・お米をきらさない
・冷蔵庫の製氷機の水を切らさない
・コーヒー・紅茶をきらさない
・トイレの黒ずみを防ぐ薬を週1で投入
・毎朝、ペットに水やごはんをあげる
・観葉植物に水をやる
・洗面所の鏡をきれいにしておく
・肉を焼く
・麺類をゆでる
・コーヒーを入れる
・寝る前にお米をといで炊飯器にセット

それでも無理という人はせめて「ねぎらい」ましょう。
感謝の気持ちを伝えることを心がけましょう。

いつでも妻の味方になろう

〇娘との対立
妻と娘が対立した時に、ケースバイケースでどちらが正しいかジャッジしたり、
そもそもそういうのは苦手と対立から逃げてしまいがちです。

こういう態度は「えこひいき脳」の持ち主である妻には、裏切りのようなものです。

「お母さんに怒られるぞ」はNGです。
あくまで妻の味方になることが重要です。

ときには娘さんに厳しく叱ることも大切です。

娘もどんなに反発していても、母親を大切にする父親を嫌うことはありません。
むしろ父親を頼もしく感じるのです。

また息子の目標になることも重要です。
妻に下に見られている父親の姿を見せていると、息子は自分の行き先に不安を
感じてしまいます。

ぶれない姿勢で、妻の味方でいる。この態度が妻の信頼を勝ち取り
最終的に娘や息子の未来を幸せにします。

そして気が利くといわれる男は「おみやげ」を買って帰ります。

〇義理の母親との関係性
女性脳は自分の普段のテリトリーを侵され勝手に配置を変えられること
は大きなストレスになります。

母と板挟みになったときはどうするのか。
どちらをひいきするのか。

決して忘れてはいけないのは
妻の味方になれるのは夫だけだということです。
妻ファーストを忘れず。

まとめ

まんがでわかる 妻のトリセツ
いかかでしたでしょうか。

本当にあるあるが記載されており割り切れる気分になると思います。
いつもより、楽に奥さんと接することが可能になります。

もしあなたが、今回の妻のトリセツを完全に実行しても
「理不尽な妻」から放たれる数々の弾をゼロにすることはできません。

なぜなら、すべて完璧にできるのが「いい夫」ではなく、
むしろときにはやらかして、妻に怒られるものです。

それが逆にいいストレス解消になっているのも事実です。

完璧な夫である必要はありません。

相手を思いやる気持ちは忘れずに
実践できることを一つずつこなしていきましょう。

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